活躍の場が拡大している看護業界
慢性的な人材不足に加え少子高齢化を迎えた現在では、看護師の活躍の場が拡大しており、看護業界内でも看護師の役割に多様性が生まれています。
本来的な活躍の場である医療分野だけでも、地域医療への取り組みにより各地域内で第1次から第3次まで救急医療機関が分かれる他、特に医療サービスを平等に受ける機会という観点から、全国各地で特定診療科の専門クリニック新設が目立ちます。
また、大学や国公立など大規模病院では、チーム医療が導入されつつあり、そのチームの一員として参加する看護師にも認定看護師など、より専門性を有する人材が求められています。
これらのことから、医療分野では、更なるキャリアアップを目指すこともできれば、本来的な夜勤のあるフルタイムの仕事だけでなく、経験を活かして働ける勤務体制が柔軟なパートタイムの仕事も増えています。
少子高齢化に伴い、介護分野でも看護師の需要が高まっており、特老などの施設から訪問介護まで看護求人があります。この分野での看護師の役割は、治療を目的とする医療分野とは異なり、利用者の健康管理が主な内容となる為、全般的に仕事上の精神的・肉体的負担が医療関連よりも少ない特徴があります。
更に、幼稚園や各種学校などの教育機関や企業などでも生徒や社員の健康管理を目的に人材需要がある為、患者を看る以外の働き方でも、現在では看護技能を活かせる場が広がっています。
以上から、多分野に渡る看護師需要の高まりと伴に、看護業界ではそれぞれのライフスタイルやライフステージに合わせて、心身への負担を調整しながら柔軟に働き方を変え行くことができ、一生現役で活躍することも可能なのが実情です。